――今日、「華麗なる大円舞曲」練習しようと思ってCD聞いたんです。CD。
そしたらなんか全然普通のワルツじゃないんです。
で、よく聞いたら一拍目がやたら重くて、最後の方では流れを全て無視していきなり3倍速くらいになって終わってるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前な、自分の指テク見せつけたいからって勝手にテンポ変えてんじゃねーよ。
3倍速だよ、3倍速。
なんかもうどこ弾いてんのか分かんないし。コーダ入ったらとにかく3倍速か。おめでてーな。
よーしコーダだー、って感じで指示記号目に入ってないの。もう見てらんない。
お前な、メトロノームやるからそれに合わせて弾けと。
コーダってのはな、もっと感動的であるべきなんだよ。
弾き手と聴衆が作品世界の中で一体化して昇華する、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。
外国人ピアニストは、すっこんでろ。(※注1)
で、やっと曲が終わったかと思ったら、次の曲が「子犬のワルツ」でやっぱり3倍速なんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、3倍速なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
得意げな顔して何がショパン、だ。
お前はシャア専用かと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前、3倍速で弾きたいだけちゃうんかと。
俺から言わせてもらえば今、音楽の最新流行はやっぱり、
伝説の無音音楽「4:33」、これだね。(※注2)
舞台袖から出てきて第一、第ニ、第三楽章と何も弾かない。これが通の音楽家。
何も弾かないってのは楽器は何でもいい。そん代わり自分で楽章の長さを決めなきゃいけない。これ。
で、それにアンコールさせる。これ最強。
しかしこれをすると間違えて音出した時に大恥をかくという危険も伴う、諸刃の剣。(※注3)
素人にはお薦め出来ない。
まあお前らド素人は「トルコ行進曲」でも弾いてなさいってこった。


※注1…個性の強さは音楽においても発揮されるのか、外国人ピアニストには極めて独創的な演奏がしばしば見られる。あくまで俺個人の経験。
※注2…「ジョン・ケージ」「4分33秒」でググるなりWikiるなりして下さい。はてなでもおk。
※注3…そういう例があったらしい。無音音楽なのに間違えて音を出しちゃったヴァイオリニストだったか。

ん、まあ…なんというかこの文はネタですよ?w
事実を元にしてはいるけど、これはこれで多分一種極まった弾き方なんだと思うし。
超一流ピアニストですからね。
ただ、俺がこの曲を弾く上での参考には全くならなかったので、腹いせついでに吉野家コピペを使用してネタにしたまでです。
俺如きが本職のピアニストの演奏に本気でケチをつけようなどとは思っていませんので、誤解無きよう。

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